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化学物質過敏症かも?まずは医師に相談する

こと | 2025.05.08

「特定の匂いで吐き気がするようになった…」
「柔軟剤のにおいで頭が痛くなる…」

そんな体調の変化から、「もしかして自分は化学物質過敏症かもしれない」と思った人もいるかもしれません。
でも、何をどうすればいいのかわからない…。

そんなとき、症状を良くするための最初の一歩としておすすめしたいのが「医師に相談すること」です。


01|まずは医師に相談

最初は近隣の医師に診てもらい、そこから化学物質過敏症の専門医に繋げてもらう流れがいいです。
専門医に繋げてもらうために、最初の医師が「この患者さんは、ただの体調不良ではなく、明らかな化学物質への反応がある」と感じてくれるかどうかが、紹介に繋がる大きな鍵となります。

「化学物質過敏症」は、まだまだ一般的な認知度が高いとはいえない症状です。
実際に、最初に訪ねた病院では「ストレスですね」と言われ、軽い精神安定剤を処方されたという話もあります。

「なんとなく腑に落ちないけど…」と思いつつも、最初は病院での診断を受け入れてしまいがち。
でも、処方された薬を飲んで具合が悪くなったり、全然体調が良くならないと気づく方も多いのです。


02|病院でうまく話せない。その理由とは?



化学物質過敏症の方は、病院に行くだけで症状が悪化してしまいます。
薬や消毒液の匂い、ほかの患者さんなどの洗剤の香料など、病院の中には反応してしまう化学物質がたくさん充満しているからです。

化学物質の曝露により、待ち時間の段階で思考力が低下してしまい、いざ診察というときには、うまく受け答えができないことも。
これは決して「気のせい」ではなく、過敏症のひとつの症状として思考力の低下があるからです。


03|「伝わらないつらさ」を軽くするための考え方


「どこに行っても理解してもらえなかった」
「何度説明してもストレスのせいにされた」
そんな経験を重ねると、どうしても気持ちが疲れてしまいます。

医師も万能ではありません。だからこそ一緒に取り組む
化学物質過敏症を診たことがない医師もまだ多い中、なおこさんが渡した経緯書を見て、「これは貴重な情報です。コピーしていいですか?」と言ってくれた先生もいたそうです。
医師と患者、どちらも「わからないことがある」という前提で歩み寄ることができれば、信頼関係も築きやすくなります。

自分の症状を丁寧に記録し、冷静に医師に伝えることで、不要な誤解やトラブルを防ぐことも可能です。
「この症状について相談に来ました」と伝えることで、医師も真摯に向き合いやすくなります。


病院の受診は不安も多いと思います。
少しでも安心して話せるように、今の自分の状態を整理しておくことが大切です。
無理のない範囲で、自分のペースで準備してみてくださいね。

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