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うさぎさん

奈保子さんは、どのようにして体力を戻されましたか?

こんにちは。
私も、化学物質過敏症と診断されています。
この夏の間、とても暑くて、ほとんど外に出られませんでした。かといって、家の中で運動もせず、家事で体を動かすくらいでした。

先程、ひさーしぶりにゴミ捨てに歩いて行きました。歩いて一分位のゴミステーションです。往復約2分。
なんだか、心臓が苦しく、息切れしそうでした。

家の中で動いているだけだと、体力落ちますね。
奈保子さんは、どのようにして体力を戻されましたか?
良ければ教えていただきたいです。

お便りありがとうございます。

体力、落ちますよね。
私は体調が上向くと同時に家事の範囲も広がり、それと同時に少しずつ体力も上向く、という感じです。
体調が悪化したり、曝露したのが深刻で数ヶ月寝込んだりすると、それまで少し動けていたのが再度体力が落ちた状態に、というのを繰り返しました。

以前は散歩しなくちゃ、とか、ラジオ体操やNintendo Switchでダンスや運動をした時期もありますが、体調が上がって行動範囲が広がれば自然に体力は回復すると感じています。

なので、今は体を整えるために鍼治療の先生に教わった「八段錦」というゆっくりした動きをする体操のようなものをたまにする程度です。

あと最近、歩き方を変えました。
子供の頃からの名残で、学校での行進のように踵から地面につける歩き方をしていたのですが、これは体が疲れるようで。
ちょっと足踏みをしてスッと前に出た時の歩き方が体に負担のない歩き方だそうです。
これだと踵は踏み出す時には地面につきません。
このように歩くようになってから疲れにくくなりました。

化学物質過敏症は、こういった面でも「加える」のではなく、楽になるよう「減らす」意識が大切だな、と感じます。
体力を削られないような工夫をする。
そのほうが、パワーを体の治癒に回せるのだと思います。

体はまず治癒にエネルギーを使いたいのだと思います。
治癒が進めば自然と体力もつきますから、焦らずに体の回復につとめてみてくださいね。

横山奈保子より

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