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A.Kさん

食べ物もどこまで戻せるか、先が真っ暗で寝込んでるのが辛いです。奈保子さんはこういう時期ありましたか?

私は先月発症しアルコール消毒臭不耐症、玉ねぎニンニクの香りで吐気と思考力低下、意識朦朧となります。
アナフィラキシーではない。なんだ?と思い、ブドウや梨の甘みでも同様となり、食べられる物が今は少なく、アドレナリン過剰状態で医療関係ですが休職しました。翌週は洗剤が、その数日後はシャンプーが、そしてトイレットペーパー、隣人からのニンニクや香辛料の匂い、排気ガス、昨日は歯磨き粉のメントールまで刺激となりました。じゃがいもで意識低下。
受診で牛乳アレルギーと過敏症、仕事ストレスと言われ、何もせず寝て頭を無にする数ヶ月を言われました。
先月5キロ痩せ、50代独居のため、友人が週1食事の買物や離乳食様の準備を冷凍してくれ、通院も車椅子介助でしてくれてます。先週ようやくちゃんと睡眠が取れご飯が食べれる様になりましたが、ちょいと片付けすると翌日ダウンの日々。無理するとまた不眠がでます。奈保子さんのように戻れるのか、食べ物もどこまで戻せるか、先が真っ暗で寝込んでるのが辛いです。過敏症の専門医が都内在住でもアレルギー医しかおらず、意識低下しても救急車呼んだらアルコール消毒臭で悪化するのもわかっており、治療法もBスポットや水素吸入はどうか?等悩む毎日です。先ずはベッド上から散歩外出位できないとと思ってますが、奈保子さんはこういう時期ありましたか?

お便りありがとうございます。
助けてくれるご友人がいて、本当に良かったですね。

私はアルコール消毒や麻酔が一番反応するわけではない物質です。反応するものの程度には個人差があるので、私はアルコール消毒では起きませんが、塗料やタバコで意識朦朧となることはありました。過敏症さんとの交流もあるので、お茶会などを開くとみなさんの症状をお聞きしますが、その中にニンニクがだめ、という方もいらっしゃいます。その方は最初花粉症かと思ったと、つまり、自然のものでもある化学物質と組成が似ているなど何らかの要因で反応しやすいのだと思います。私も自然のものでもヒノキは少々反応します。

「何もせず寝て頭を無にする」という医師の指導は私も受けました。なかなか難しいことですが「寝ている間に治癒は進むんですよ」という主治医の言葉を自分で繰り返して休んでいました。

私も発症まもない頃は4ヶ月ベッドから出られず、家から出られない、家族や一部の社員以外に会えない時期が2年+1年ありました。散歩くらいはしないと、と、ある時綺麗な空気の山に夫に連れて行ってもらい歩きましたが、もう100m歩くとしんどくて引き返しました。

私自身も同じような時期を経験していますよ。その頃のことを振り返ると「あれができるようにならないと」と、焦りばかりだった気がします。
主治医に何度も言われたのが「長い人生、1年くらい休んだらどうですか」と。「横山さんは、何もしない自分に価値がないように思ってるんです、罪悪感というか。そうではなくて、何も考えずに休む。入院するとベッドに寝ているしかない、でも体は回復して行くでしょう?」と。

さまざまな治療法を聞くと、あれがいいのかな、これがいいのかな、と気になると思いますが、過敏症さんが一番難しい「何もせずに寝る」ことが、一番効果があったと私は感じています。何もしない、というのは、「何もしない自分を責めない」も入ります。私はこれが過敏症さんの大事なポイントではないかと思っています。

大丈夫、きっと良くなりますよ。長く苦しんで、寛解を迎えつつある私が証拠です。

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