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02|届けたいもの

香料対策への取り組み

医師からも評価いただいた作業環境

化学物質過敏症は特定の製品というより、その製造工程で使用される化学物質に反応する場合があります。私たちは製造工程だけでなく、作業環境そのものを考慮して取り組んでいます。

工房に使用される断熱材の入れ方、換気扇の設置、壁や床の材料にいたるまで、すべて化学物質過敏症である主宰が自身の身体を使って確認しています。一般的な建材の安全基準が、カナリアンの方々に適用するわけではないからです。

このようにして完成した工房は、主治医の先生にも客観的にみてもらい、「化学物質をできるだけ排除した環境になっており、縫製から梱包までのすべての過程で、患者さんのことを大変よく考えて作られている」と高く評価されました。

カナリアン基準の安全性を保つ

工房には化学物質を持ち込まない

外部からの化学物質の持ち込みを防ぐため、工房に入るのは専任のスタッフのみです。また、作業前には必ず以下の手順を実施します。

① 専任スタッフは自宅で使用する洗剤も指定のものに変更
② 工房専用の洗濯機で洗濯した衣服に着替える
③ 手洗い・消毒をしてから作業開始

これらの手順を徹底することで、化学物質をできるだけ排除し、製品の品質と安全性を維持しています。

袋詰め・梱包時にも移香対策を

縫製が完了したら、できるだけ早く袋詰めして、移香を防ぎます。納品書などの印刷物を同梱する際は、インクの匂いが商品に移ることを防ぐために、商品とは別の袋に分けています。配送中の移香対策には、梱包を二重にすること、外装に「移香注意シール」を貼り、届けてくださる配達員さんへ注意をお願いしています。

「商品の梱包が丁寧で、商品からも商品チラシからも香料の匂いがなく、安心して使用することができました」とか「外袋の封筒はにおいがついていたのですぐに捨てましたが、中のマスクは大丈夫でした」と嬉しい感想もいただいています。